用語集
J〜L
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S〜U
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V〜X |
Y〜Z
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ヤ行
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ラ行 |
1吋幅のテープを使っている事からこう呼ばれるアナログVTR。1990年くらいまでの編集の主流だった。SONY BVHシリーズやAMPEX VPRシリーズが有名。現在ではCM等のプリントで使うか、昔の素材を出す場合のみの使用に近い。
コンポーネント信号をデジタル化する値がカラーサブキャリア3.58MHzを1とした場合に輝度信号(Y)を4、色差信号(R-YとB-Y)を2ずつとする事からコンポーネントデジタル信号をこう呼ぶ。
Windows標準の動画フォーマット。MediaPlayerで再生出来る。互換性は非常に高いが、codecにもよるが容量が大きくなるので一般のパソコンでフルモーション、フルサイズの再生は難しい。
マザーボードについてるフラッシュROMに書き込まれたプログラム。PC電源投入時に最初に実行される。
メーカー製パソコンの場合それぞれ独自に手を加えられているが、基本的にPhoenixBIOSとAwrdBIOSの二つがほとんど。
メーカー製パソコンならその会社のHPに行ってアップデイトプログラムをダウンロードする事により、動作の安定化や大容量HDへの対応、新しいOSへの対応、速いCPUへの対応等を行える。
自作ならマザーボードメーカーHPで同様の事が可能でこちらの方が頻繁にアップデイトが行われる。
基本的にBIOSを最新にして悪くなる事はあまり無いが、アップデイトにはMS-DOSの知識が若干必要でWindowsからPCをいじり始めた人にちょっと敷居が高い。
更にアップデイトに失敗すると、メーカーに修理に出す以外直す手段はほとんど無い。
カラーバーを参照。
圧縮解凍プラグラムの事。
例えばDV編集用のキャプチャーカードにはソフトウェアcodecとハードウェアcodecがあり、ソフトの場合はCPUで計算させるのでカード自体が安くなる変わりにCPU負荷が大きくなり、
ハードの場合はカード側で計算するので快適な環境で作業が行えるが値段は高くなる。aviファイル等の動画ファイルにも様々な種類のcodecが付加出来る。
ダウンロードを参照。
デジタルビデオエフェクターの略。映像を拡大、縮小、移動、回転等を行う特殊効果装置。
8mmビデオと互換を保ちつつ、メタルテープ仕様版として画質を向上させた。テープ厚の問題からか耐久性にはやや難があり、重ね録りには弱い。家庭向けカメラとして広く普及していた。
高速インターフェース規格。Sonyではi.Link、MACではFirewireと呼ぶものがこれにあたる。データ転送速度は100Mbps〜400Mbpsもあるので用途は広いようだが、実際にはDVカメラとHDくらいにしか使われていない。
家庭用としては最高画質のカメラとして急速に普及している。画質の良さから低予算の仕事に使われる事も多い。
現在広く普及している動画圧縮方式。
ビデオCDに使われているMpeg1、DVDやデジタル衛星放送で使われるMpeg2、ビデオカメラやインターネットで使われ始めたMpeg4等、色々な種類があり用途に応じて使われている。
圧縮を行うと当然画質は落ちる事になるが、Mpeg2はプロでもあまり劣化が気にならない程の画質を誇る。
ビデオ信号規格。日本とアメリカが採用している。ヨーロッパや中国ではPAL、元共産圏ではSECAMが主な方式だが互換がない。
PALはノンリニアソフトでムービーを作るときに選べる場合があるが、日本ではNTSCにしないとビデオテープに正常に録画出来ない。
MAC標準の動画フォーマット。AVI方式に較べて若干小さい容量になるが、どちらでもそれほどの差はない。
光の三原色。赤、緑、青の三色を加算して色を表現する。TVやパソコンディスプレイ等はこの方式で画像を映し出している。
コンポジット信号の事。Video Burst And Sync Signalの略。
一般家庭に最も普及しているVTR。
映像に付加する形で音声を入れるHIFI音声を用いてステレオを実現しているが、民生VHSではノーマル音声トラック一つ。
業務用VHSの場合、ノーマル音声を二つ用意してタイムコードを記録する場合等に対応している他、3倍録画をしないことで機種間の互換を図っている。
用途は一般視聴向けとポストプロダクションではクライアントチェックや納品チェック、オフライン編集用にワークテープとして使われる場合が多い。
放送規格のVTRの種類は非常に多く、テープ幅や記録方式もまちまちで一部を除いて各フォーマット事の互換はありません。代表的なVTRを挙げています。
種類
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方式
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音声
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備考
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VHS
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アナログコンポジット
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Hifi 2track、Nomal 1track
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家庭向け
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Hi8
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アナログコンポジット
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2track
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家庭向け(カメラに多い)
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Mini DV
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デジタルコンポーネント
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2track(インサート用12bit2track有)
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家庭向け(放送用途もある)
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DVCPRO
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デジタルコンポーネント
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2track、TC
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放送機器(CS番組など)
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βcam
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アナログコンポーネント
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2track、TC
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放送機器(番組収録など)
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βcamSX
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デジタルコンポーネント
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4track、TC
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放送機器
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βcamSP
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アナログコンポーネント
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Hifi 2track、Nomal 2track、TC
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放送機器(番組収録など)
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デジタルβcam
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デジタルコンポーネント
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4track、CUE、TC
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放送機器(完パケなど)
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1吋
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アナログコンポジット
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2track、TC
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放送機器(CMなど)
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D-1
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デジタルコンポーネント
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4track、CUE、TC
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放送機器(CM完パケなど)
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D-2
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デジタルコンポジット
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4track、CUE、TC
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放送機器(完パケなど)
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D-3
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デジタルコンポジット
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4track、CUE、TC
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放送機器(NHK番組)
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レンズの絞りの事。編集用語としては明るさを指し、ルミナンスやレベルと同じ意味になる場合が多い。
あおり
下からカメラを上に向けて撮る事。又は撮った画を指す。
アスペクト比
画面の横と縦の比率。一般のテレビでは4:3(1.33:1)になっている。ワイドTVやHDは16:9(1.78:1)、映画では1.37:1が多く、シネスコで2.35:1、アメリカンビスタで1.85:1、ヨーロピアンビスタで1.66:1。
プログラム等のファイルを一定のルールに基づいて容量を小さくする事。インターネット上で配布されるファイルはほとんど圧縮されている。
動画ファイル関係の言葉でよく出てくるCODECもこのことで、例えばDVcodecは元のファイルから1/5に圧縮している。圧縮されたファイルは解凍する事で使用出来るようになる。
アッセンブル
ビデオ信号、音声信号、CTL信号を同時に記録しながら繋いでいく事。CTL信号が無いとVTRの制御が出来ないため、テープ頭から順番に繋いでいく事になる。
自分のパソコンからサーバーにファイルをコピーする事。
アドバンスシンク
TBCや変換機器を使う場合に生じる遅れを予め進ませた同期信号。
アドレス
編集ではTCと同じ意味で使われる。
アパーチャ
レンズの口径やビーム開口部の大きさを指す。これで画像サイズが決まる。
アライメントテープ
VTRの調整用に使われる基準テープ。
アルファチャンネル
編集でいうキー信号のパソコン系の別名。輝度信号のレベル差を使って画像を合成する。
アンダーシュート
波形の立ち上がり等の部分の実際に規定レベルに達するまでの丸みの部分にあたる落ち込み。波形の歪み。
アンダースキャン
画面を本来のモニタ面積より狭く映す事。画面の端まで見える。モニタは経年変化で徐々に画面が小さくなる為、オーバースキャンで使うことが多くなるが、オーバースキャンでは歪みが目立つので編集ではこちらを使う事が多い。
安定化電源
入力側の電圧が変動しても出力側が一定になる回路。
周期的に変化する量の時間関係を表す。ある基準点に対する相対位置。変化量は角度(360度で一周期)で表し、これを位相角というが一般的にはこれを位相と呼ぶ。
これが合ってないと、画像ではHの位置がずれたり、色が転んだりする。音声では左右が合ってないと音質が悪くなったり、レベルが小さくなったり、方向感がずれたりする。
インサート
CTL信号が記録してあるテープに映像、音声又はそれらを同時に記録していく事。編集を行う場合、CTL信号と一緒にB・Bを録画しておいたテープを使って作品を作る。又は一度記録してある映像や音声の一部を記録し直す場合を指す。
インストール
ソフトウェアをパソコンに入れる事。大抵のソフトはSetup.exe等の専用インストーラーでインストールする。
オーサリング
動画、静止画、音声等を組み合わせてDVDやCD-ROMソフトを作る事。
オーバーシュート
波形の立ち上がり等の部分の実際に規定レベルに達するまでに尖る部分にあたる。波形の歪み。
画面を本来のモニタ面積より広く映す事。走査面積が大きくなるので解像度が向上するが、モニタの歪み分で見にくくなる場合がある。
テープには概念としての上下関係があり、放送用として使われるテープ(D-1、D-2、1吋、デジタルベータカム、ベータカム等)を上位に、一般に普及しているテープ(VHS、Hi8、MINI
DV等)を下位におく。
上位テープから下位テープにコピーする事を"落とし"。下位テープから上位テープにコピーする事を"上げ"又は、"立ち上げ"と言う。例えばデジタルベータカムの完パケをVHSにコピーする場合、"落とし"になる。
圧縮されたファイルを元のファイルに戻す事。解凍ソフトを使って元に戻すものと、ダブルクリックするだけで自己解凍するものがある。
収録テープや編集テープ等の頭に調整用に録画される映像。深夜に放送が終わった後TVで出ている。
SMPTEやEIA等の幾つかの種類があるが一般的なのはSMPTE。収録テープのカラーバーと編集システムのカラーバーを合わせる事で収録された色の状態を再現させるのが目的。又、モニタもカラーバーで調整する場合が多い。
画像や音声をパソコンのハードディスクに取り込む事。最近はキャプチャー機能付きのパソコンも出てきているが、一般的には専用のキャプチャーカードをパソコンに取り付ける。放送レベルの機材になるとデジタイズと言う。
元々モノクロだったTV画像をカラーにする為に考案されたもので現在一般家庭がTVアンテナで受け取る信号方式。輝度信号にバースト信号や同期信号を付加したもの。
ビデオ編集スタジオで多く使われている伝送方式。
本来TV等はRGBで信号を映し出すが情報量が多くなるため、人間の視覚の”明るさの変化に比べて色の変化に対して鈍感である”という特徴に基づいて情報を間引いて、輝度(Y)、色差(R-Y/B-Y)の3つの要素にしたもの。
コンポジットよりもRGBに近いため劣化が少なく画像合成等の時に良好な結果が得られる。
大量のファイルを保管している倉庫のようなパソコン。ネットワークの中核になる。
インターネットでみかける一定期間は料金を払わずに利用できるソフトウェア。気に入ったら料金を支払う事で限定機能が解除されたり、継続利用が出来るようになる。
ビデオ編集スタジオで使えるテープに収録テープをコピーする事。
落としの項も参照。例えばMINI DVやHi8、VHS等は編集機でコントロール出来ない場合が多い為、ベータカム、デジタルベータカム、D-2等にコピーして作業出来るようにする。
テープ間のコピーの事。ポスプロでは主に編集前の素材を編集室で使えるテープにコピーしたり、編集後の作品をVHSテープにコピーしたり、といった事を行う。
実際に編集された作品がお客様の目に触れる場合には、VHSテープが使われる場合が多いので大変重要な役割。
コピーしたテープは収録の最初と真中と最後の部分を必ずチェックして正しく記録されている確認をとる。以下はダビングの際よく使われる用語と説明。
コピー
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素材に収録されている画音、場合によってTCをコピーする作業 |
ワーク
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素材に収録されている画音、場合によってTCをコピーし画にキャラクターを入れる作業 |
立ち上げ
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編集室で使えるテープに収録テープをコピーする作業 |
Sync入れ | 完パケ用のテープにB・Bを入れてT・Cを打つ作業 |
OAプリント
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CMをTV局に納品するためにコピーする作業 |
サーバーから自分のパソコンにファイルをコピーする事。
デジタイズ
キャプチャーを参照。
パソコン等、DISCベースで編集を行うシステム。
素材テープを事前にDISCに取り込んでおけば、早送りや巻き戻し等の手間のないランダムアクセスが行え、リニアシステムのような個別の機材を使わずに統合された環境が出来ている。
又、特殊効果等にDVEで行えない機能が付いている場合が多く、ノンリニアならでは効果を狙って作業するといった使い方もある。
位相を参照。
レンズのピント。フォーカスインでピントが徐々に合っていく状態。フォーカスアウトでピントが徐々に合わなくなっていく状態。
ホームページを見るためのソフト。Internet Explorer(IE)とNetscape Navigator(NN)の2種類が有名で機能が若干異なる。このHPはIEでの確認しかしていないので、NNではうまく表示出来ない部分もあるかも知れない。
インターネットやパソコン雑誌等でみかける無料で利用できるソフトウェア。フリーソフト。
1秒間に切り替わるコマの数はTVでは30コマ、映画では24コマという規格になっているので、この数の通りに映像が動くことを指す。
キャプチャーカード等に説明書きで載っている場合、フルモーションと書いて無ければ、画像は滑らかに動いてくれずカクカクした動きになる。Web系の画像はこのコマ数を減らして容量を少なくしている場合が多い。
テレビ画面をコンピュータの画素数で表すと横640ピクセル、縦480ピクセルになる。このサイズの事をパソコンではフルサイズと呼ぶ。
チューナーの付いてないTV。監視する事も指す。
テープをベースとした編集システム。編集機、スイッチャー、DVE、ミキサー、VTRを組み合わせて編集を行うオンライン映像編集において最も一般的な構成。
撮影テープを直接出しながら作業が行えるので、事前の準備に時間を取られることが少ない。テープを使う事から早送りや巻き戻し等のリニアな作業を行う為、テープ編集、又はリニア編集と呼ばれる。
ブラウザ上に下線付きで表示される文字等で、クリックするとページを移動したり、ファイルをダウンロード出来る。
VHSでのオフラインを行うために画にタイムコードをキャラクターインポーズすること、あるいはその作業を指す。